元巨人「4番候補」逸材が戦力外 NPBオファーなしも「2人がいないとここまで」両親に感謝する姿に反響「大号泣」「いい人すぎる」 TBS戦力外通告
元巨人の菊田拡和内野手(23)が25日にTBSで放送された年末恒例の特番「プロ野球戦力外通告」に出演。戦力外に涙する母の姿が反響を呼んだ。
菊田は19年ドラフト3位で巨人に入団。入団会見では当時の原監督から「2年後には岡本とクリーンアップ」と称された期待の大砲だったが、1軍出場は23年の6試合にとどまり、今年はヘルニアの影響もあり、1軍出場はなし。プロ5年目の今年9月に戦力外通告を受けた。
番組冒頭では菊田の母が「悔しくて涙もでなかった。悔しくて。なんでうちの息子が…」と涙する姿があり、戦力外の報告に父が「この終わりは想像してなかった」、母も「信じたくないというのと涙なんか流してられない」とショックを受けている様子だった。トライアウトを5打数1安打で終え、プロ球団からのオファーはなかったが、独立リーグ・信濃から電話があり、迷う姿が。トライアウトから期限の5日を迎えてもNPB球団からの連絡はなかった。その後、実家で報告した際には母が涙。「巨人に3位で入れて5年間という短い間だったけど、2人がいないとここまでこれなかった。それは本当に感謝してる」と話す菊田の言葉に母は涙しながらも「現実は厳しかったけど、きっとそれが役に立つ。次も応援します」と前を向いた。
この日、菊田は社会人野球のミキハウス入りが発表された。
SNSでは「菊田くんのやつみて大号泣してる」「菊田ほんまいい人やな。両親もいい人すぎるししっかりしてるわ」「菊田いいやつだな」と反響を呼んでいた。