楽天・則本昂大投手（３４）が６日、滋賀県内で自主トレを公開した。この日は捕手を膝立ちにしてブルペン投球も行い、昨年１０月に行った右足首手術の経過も良好であることをアピール。パ・リーグでの日本選手では史上２人目となる４０セーブへ向け、守護神の視界も開けた。

　抑え転向が転機となった激動の一年を終え、２５年を新たな気持ちで動き出した。次なる目標を問われると、その言葉に迷いはない。「自分の気持ちは１年間抑えでやるつもりなので、４０っていうものを目標にしたい」。昨季最多セーブに輝いた３２セーブを超えていく。

　パ・リーグで日本選手が４０セーブを挙げたのは、１４年のオリックス・平野のみ。続く未来を見据え、則本は「すごく平野さんも尊敬している方なので、そんな方に並びたい」とし、「松井裕樹も３９で止まっているので」と表情を引き締める。

　信頼を寄せる三木監督に対しても「（守護神は）監督が見極めてください。ただ、負けるつもりはないです」と直訴。九回という新たに輝ける場所で、昨季を超える働きを誓う。