オリックス・ドラ1麦谷“4種の神器”で勝負 富士大時代から愛用の秘密兵器「これらのおかげで結果出せた」

 4種類のトレーニング用バットを持参して入寮した麦谷(撮影・立川洋一郎)
 オリックス・麦谷が入寮の際に持参した4種類のトレーニングバット(撮影・立川洋一郎)
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 オリックスの新人選手が7日、大阪市内の青濤館に入寮した。ドラフト1位・麦谷祐介外野手(22)=富士大=は4種類のトレーニングバットを持参した。打撃の形が崩れた時に使う秘密道具で、スピンバットはソフトバンク・近藤も使うアイテム。オリックスや米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏との対面も心待ちにする麦谷が、好打者の道を歩んでいく。

 新生活を送る415号室の扉を開けた麦谷の部屋には“4種の神器”があった。富士大在籍時から愛用するトレーニングバットがズラリと並ぶ。「このバットを使ってやっていこうと思います」。今後の躍動を支えるアイテムになりそうだ。

 白色のバットは昨季、首位打者に輝いたソフトバンク・近藤も活用する「スピンバット」。打球を捉える部分が平面のバットで「ファウルが減ったり、ミスショットが減ったり。自分にとっては大切なバット」と、バットの軌道を修正したりする時に使用してきた。

 他に杉本が使うバレルバット2本、パームアップバットと呼ばれるグリップ部分の太いバットも持参。「これらのおかげで結果が出せたりしました。打撃向上できるようなバットで(打撃の)形が崩れた時に使いたい」。試合用のバットはこれも大学時代から相棒だった、元巨人、日本ハムで活躍した二岡モデルを使い、打席で勝負する。

 昨年末は目標の選手と公言するイチロー氏が出演したTBS系「情熱大陸」を視聴。「2回くらい見ました。他の動画も見ていますけど、カッコイイ」と憧れの思いが抑えきれなかったという。

 そんなオリックスの大先輩との対面を熱望する。「すごい方ですし、お会いできることがあればいろんな話を聞きたい」。プロの世界に飛び込んだばかりの麦谷。その目はキラキラと輝いていた。

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