今秋ドラフト上位候補、法大・松下 創価大・立石に「負けない」世代ナンバーワン目指す
東京六大学野球の法大が8日、神奈川県川崎市内にある同大学グラウンドで始動し、今秋ドラフト上位候補の主砲・松下歩叶(あゆと)内野手(3年・桐蔭学園)が世代ナンバーワンを目指すことを誓った。
「同じ右打ちの内野手が多いので、負けてられない気持ちもありますし、刺激も受ける。最終的には1番になりたい」
特に意識するのは、大学日本代表で同部屋だった創価大・立石正広内野手(3年・高川学園)だ。阪神などがドラフト1位候補にリストアップする逸材について「見たことない打球とスイングで衝撃を受けて。話していく中で、深く考えて高い意識でやってるなと、さらに衝撃を受けましたね」と回顧。そこから打撃への探究心が一層強くなったといい、昨秋は打率・325、5本塁打、13打点と結果につなげた。
オリックスなどで活躍した大島公一監督(57)は「全試合4番」が濃厚と期待を寄せる。「良くも悪くも自分の結果次第でチームの順位や勝敗が決まると思っている。プレッシャーを乗り越えられるように」と松下。2020年春以来の優勝を狙い、チームをけん引する。
◆松下 歩叶(まつした・あゆと)2003年4月14日生まれ、21歳。神奈川県南足柄市出身。181センチ、83キロ。右投げ右打ちの内野手。南足柄小1年時から狩野エンゼルスで野球を始め、6年時はベイスターズジュニアでプレー。南足柄中では静岡裾野リトルシニアに所属。桐蔭学園では1年春からベンチ入り。法大では2年秋にリーグ戦初出場。2年秋から3季連続でベストナイン獲得。50メートル走6秒2、遠投110メートル。好きな選手は桐蔭学園の2学年先輩であるDeNA・森敬斗。