ソフトバンク前監督 甲斐の巨人移籍の真相を語る「当然、残りたかったと思うんですよね」OBも同調

 前ソフトバンク監督の藤本博史氏が10日、高橋慶彦氏のYouTubeチャンネルに登場。ソフトバンクから巨人にFAで移籍した甲斐拓也捕手について語った。

 「移籍の真相」のタイトルで、その舞台裏について触れた藤本氏は「甲斐も当然、ソフトバンクに残りたかったと思うんですよね。ソフトバンクの育成から這い上がってレギュラーとって日本一のキャッチャーになったわけですから」と前置き。ソフトバンク側の考えも「残ってほしかったと思う」としたが、一方で「甲斐をずっとキャッチャーと考えていたら将来どうするんだ?ってなってしまいますよね」と語った。

 球団側には32歳となった甲斐に頼り切りの状況から、徐々に世代交代も考える時期に入っていたとし「甲斐が衰えたっていうわけじゃないんですよ。まだまだレギュラーでできるんですよ。会社、組織とすれば徐々に若いのに経験させていかなくちゃいけないっていうのがあるんじゃないかなとは思います」とうなずいた。

 この意見に、同じくソフトバンクOBの池田親興氏も同調。「次を上げていかなきゃいけない。2024年は海野を3試合ぐらい使いながらやって。甲斐にとっては全部出たい。球団としては伸ばしていきたい。甲斐の力が落ちてきたわけじゃなく、球団は先を見据えていくわけじゃないですか。そこに、甲斐は不満というか、(全試合に)出たいっていう気持ちっていうかあると思う」と、お互いの思いや方針を尊重した。

 ふたりは甲斐に変わる正捕手候補にも言及。池田氏は甲斐へ、「行ったことを支持するしかない。全試合出て、何年できるかっていう風にやって頑張ってもらいたいし、それがホークスでやった証」とエールを送った。

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