巨人・田中将大はS班スタート 阿部監督明言 36歳に調整一任、復活の道を探る
巨人・阿部慎之助監督(45)が14日、2月からの春季キャンプで、ベテランらに調整を一任する「S(スペシャル)班」を2年ぶりに復活させることを明かし、楽天から加入の田中将大投手(36)らがS班スタートの見込みとなった。
この日、阿部監督は川崎市内のジャイアンツ球場を訪れ、1軍から3軍の首脳陣とコーチ会議を実施。「S班を今年は作って、勇人(坂本)、長さん(長野)、丸、和真(岡本)、外国人2人はS班でやってもらおうかなと思っている。投手ではマー君(田中将)と外国人」と明言した。
坂本、長野らに加え、昨季終盤に腰を痛めた岡本、前中日・マルティネスを含む外国人選手がS班スタートの予定。そして、日米通算200勝まで残り3勝ながら昨季は0勝に終わった前楽天・田中将も1軍本隊を離れた調整を一任し、完全復活の道を探る形となった。
阿部監督は会議後、3月開業へ試験的に使用している新球場・ジャイアンツタウンスタジアムで新人合同自主トレも視察。ドラフト2位・浦田(九産大)、同3位・荒巻(上武大)がキャンプ1軍スタートの予定だ。
「昨年のことはあまり振り返りたくないが、良い思いもして、悔しい思いもした。連覇して日本一になることしか今は考えてない」と阿部監督。ベテラン、若手と万全の態勢を整え、13年ぶり日本一を目指す。