イチローさん、野球殿堂入り がんばろう神戸から30年
プロ野球と米大リーグで通算4367安打を放ち、2019年に引退したイチローさん(51)=本名鈴木一朗=の野球殿堂入りが16日、発表された。17日は阪神大震災発生から30年。1995年に「がんばろうKOBE」を合言葉に、当時は神戸市に本拠地を置くオリックスをパ・リーグ優勝に導いており、節目の年での栄誉となった。
イチローさんは東京都内で行われた通知式で「日本の野球殿堂に迎え入れていただき、大変感謝している。自分が動けなくなるまで野球と携わって、何とか日本野球の力になりたい」と喜びをかみしめた。
右足を大きく振る独特の「振り子打法」で震災前年にシーズン210安打をマークするなど7年連続で首位打者を獲得。2001年に活躍の場を移したメジャーでもマリナーズなどで計3089安打を積み上げた。21日(日本時間22日)の米国野球殿堂入り発表では日本選手で初の選出が確実視される。
元中日投手の岩瀬仁紀さん(50)、元阪神打者の掛布雅之さん(69)、元セ・リーグ審判部長の富沢宏哉さん(93)も殿堂入り。