センバツ 21世紀枠は壱岐と横浜清陵 壱岐は離島のハンデを乗り越え 宝委員長「島民の感動を呼んでいる」

 21世紀枠で初出場が決まり、喜ぶ壱岐の選手たち
 21世紀枠で初出場が決まり、喜ぶ壱岐の選手たち
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 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)

 21世紀枠2校が発表され、九州地区の壱岐と関東地区の横浜清陵に決まった。

 壱岐は離島というハンデがありながらも、昨秋の九州大会で8強に進出。熊本大会を制した専大熊本を下し、初出場初勝利をマークした。壱岐は9校の中で最も評価が高く、先に選出された。対外試合を行うためにはフェリーで片道2時間を要することなどが勘案された。

 グラウンド環境は恵まれていない中でも、地元住民から練習道具として提供された丸太を使ったトレーニングなど島内の財産を使用して活用。地域一丸となって野球部を応援していた。宝委員長は「9校の中で多くの委員から評価が高かった」、さらに「島民の感動を呼んでいる」と説明した。

 横浜清陵は昨秋の神奈川大会で公立校として唯一の8強入り。高校の部活動という原点に立ち返り、チーム内に創設した「自治会議」で意見を共有するなどして激戦区で勝ち進んだ。

 長崎と神奈川はこれまで21世紀枠の適用をうけていなかった自治体だった。横浜清陵が選出された際には、同じ神奈川県の横浜高校のナインが拍手を送った。

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