「朗希って言っていいのか、佐々木選手って言わなくちゃいけないのか」と前ロッテ監督の井口氏 米国での予定のインタビュー前に思わぬ悩み

 前ロッテ監督で現役時代は大リーグ・ホワイトソックスなどで世界一も経験した井口資仁氏が9日放送のTBSラジオ「コシノジュンコ MASACA」に出演。自身が監督時代にドラフト会議でくじを引き当てたドジャース・佐々木朗希投手について語った。

 ドラフト会議では西武、日本ハム、楽天とロッテの4球団の指名が競合。「われわれは佐々木朗希をしっかり育てたいと考えていた。将来性も感じていた」とくじを引き当てたことを喜んだが、その後、コーチ陣から連絡があったという。

 その内容は「本当にこれどうしようって。どうやって育てようかって」というもの。「みんな責任あると思って」と育成に失敗できないというプレッシャーを感じたのだと打ち明けた。「それで球団としてしっかり育成計画を立てて」と全員で責任を持って育てたのだとした。

 井口氏が佐々木に携わったのは3年間だったが「高校から入って来たときにはまだまだ体はできていなかった。かなり細い。今でもそこまで大きくはないが。けがはさせない」と細心の注意を払ったという。「いろいろ批判もありました。ゆっくり育てすぎとか。でも、人によって成長過程は違うので」と振り返った。

 プロ1年目から将来のサイ・ヤング賞を目標に掲げていたという佐々木。いよいよ旅立ちの瞬間を迎えるが「今までの投手は完成して(米国に)行っていた。でも佐々木朗希はまだまだなんですよ。発展の過程にいる途中なので、アメリカでどう成長していくのか」と期待した。

 この後、渡米し評論家としてインタビューする予定だといい「(監督時代のように)朗希って言っていいのか、佐々木選手って言わなくちゃいけないのか悩んでいるところ」と思わぬ悩みを口にした。

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