楽天ドラ1・宗山塁が圧巻マルチデビュー 走・攻・選球眼でアピール 2安打1四球1盗塁落ち着いたプレーにファンは大きな拍手
「練習試合、楽天-日本ハム」(11日、金武町ベースボールスタジアム)
楽天が今季初実戦を迎え、注目のドラフト1位・宗山塁内野手=明大=が上々のデビューだ。2安打1四球1盗塁の内容にスタンドからは「いいよ、いいよ」などの声が飛んだ。
「1番・遊撃」で先発出場すると、1打席目には高めの直球をはじき返していきなり中前打を記録。デビュー戦の“初打席”でいきなり“初安打”を記録すると、三回の2打席目にはフルカウントからボールを見極めて四球を選んだ。だが、ここで終わらない。続く小深田への3球目にはスタートを切った。二盗を決めると、球場は大きな拍手が起こった。五回の3打席目にはザバラからショート強襲の安打を放ち、マルチデビューを飾った。
昨秋ドラフトで5球団が競合したスーパールーキーのデビュー戦に、金武球場へは多くの観衆が駆けつけた。スタメン発表時にはひときわ大きな歓声とどよめきが起こり、新人らしからぬ落ち着いたプレーでファンをわかせた。