日本ハム・新庄監督 “当たり前”の感覚を失わない人柄 試合終了後に見せたワンシーン ベンチ横のパイプイスを自ら
「練習試合、日本ハム11-4楽天」(16日、エナジックスタジアム名護)
試合後、日本ハム・新庄剛志監督の人柄がにじんだワンシーンがあった。
指揮官はこの日、一塁ベンチ脇にパイプイスを置いて選手たちの動きを見つめた。チームは11得点で快勝。「え!このつながり。去年の続き、後半戦の戦いの続きが出た試合でしたし。途中から出た選手がね、一発で仕留めてくれるし、走塁もいいし、守備もね。確実に当たり前のプレーをしっかりしてくれた」と目を細めた。
試合終了後、指揮官は自ら使っていたパイプイスを持ってベンチ裏へ。プロ野球の監督であれば、スタッフが片付けたりするシーンも多い中、自分が使ったイスは自分で持って引き揚げた。
就任後、派手なパフォーマンスや奇抜な采配でファンを魅了してきた新庄監督。一方で“当たり前の感覚”を忘れない人柄がにじんだ瞬間だった。




