日本ハム・新庄監督 “当たり前”の感覚を失わない人柄 試合終了後に見せたワンシーン ベンチ横のパイプイスを自ら

 7回、宗山塁は中犠飛を放つ=16日
 試合終了後、自分で椅子を片付ける新庄監督=16日
 8回、野村(左)に声をかける新庄監督=16日
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 「練習試合、日本ハム11-4楽天」(16日、エナジックスタジアム名護)

 試合後、日本ハム・新庄剛志監督の人柄がにじんだワンシーンがあった。

 指揮官はこの日、一塁ベンチ脇にパイプイスを置いて選手たちの動きを見つめた。チームは11得点で快勝。「え!このつながり。去年の続き、後半戦の戦いの続きが出た試合でしたし。途中から出た選手がね、一発で仕留めてくれるし、走塁もいいし、守備もね。確実に当たり前のプレーをしっかりしてくれた」と目を細めた。

 試合終了後、指揮官は自ら使っていたパイプイスを持ってベンチ裏へ。プロ野球の監督であれば、スタッフが片付けたりするシーンも多い中、自分が使ったイスは自分で持って引き揚げた。

 就任後、派手なパフォーマンスや奇抜な采配でファンを魅了してきた新庄監督。一方で“当たり前の感覚”を忘れない人柄がにじんだ瞬間だった。

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