巨人・田中将 移籍後初実戦 MAX145キロ“神の子”復活へわずか10球1回0封「ホッとして帰れる」
「オープン戦、巨人1-2ロッテ」(24日、沖縄セルラースタジアム那覇)
寒波に見舞われた沖縄で、温かく大きな拍手が背番号「11」を送り出した。巨人移籍後初の実戦となるマウンド。先発した田中将大投手は1回を無安打無失点で終え、完全復活への第一歩で順調なスタートを切った。
「早い段階から2月中に順調であれば1試合を投げたいと言ってきた。予定通り投げることができて、とりあえずホッとして帰れる」。最初の目標をクリアし、田中将に安どの笑みが浮かんだ。
わずか10球の初登板で“神の子”復活を予感させた。先頭・高部は一塁失策で出塁を許すが、ソトをスプリットで遊撃併殺打に仕留める。山本は一飛に打ち取り、ベンチで久保巡回投手コーチとハイタッチを交わした。
「(17日に登板の)シート打撃が終わった時点で、もう少し意識としてフォーカスしたかった」という球速は最速で145キロを計測し「不安だったけど出て良かった」。この1カ月間、フォーム改造を指導した久保コーチも「十分じゃないですか」と話した。
“久保メソッド”に自らの感覚を加えた新たな形も見せる。縦回転の意識はそのままに「より自分の中で流れがスムーズになるように」と、ノーワインドアップで左足を後方に引く形へ変更。「今までよりスムーズで良かった」と自身の感覚から導き出した答えに手応えも感じていた。
阪神の嶋田宗スコアラーも「良いときの状態に戻ってきているように見える」と警戒。ただ、新フォーム完成は道半ばだ。次回登板は3月2日のヤクルト戦(東京ド)。「若い選手の勢いに負けないように僕も勢いを持って行きたい」。第2フェーズに入った復活ロードを、1カ月後の開幕へ向けて駆け抜けていく。



