ヤクルト・奥川が実戦初登板 最速153キロ 2回を無失点に「投げられてよかった」 新球場で開幕ローテ入りアピール
「2軍練習試合、巨人-ヤクルト」(1日、ジャイアンツタウンスタジアム)
ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が今年の実戦初登板を果たし2回を2安打安打無失点と好投した。最速は153キロだった。
初回、先頭・オコエに右前に運ばれたが落ち着いて投球をした。2死後に岡田に四球を耐えたが続く増田大を変化球で空振り三振に仕留めた。二回は星稜の同学年・山瀬を三ゴロに仕留めた。郡に二塁打を浴びたが、後続を断った。
試合後、奥川は「投げられてよかったです」と話し、「まず自分の球を投げるというところだったので、まあまあまあ、最初にしちゃ(良かった)って感じですかね」と安ど。球速については「しっかりと出ていたと思います。キャンプ中から150ぐらい出てたので。去年、スピードが出なくなったところで、(今年は)スピードが出てるのはすごくいいこと」とうなずいた。
1軍の浦添キャンプ中に想定外のアクシデントに見舞われた。下半身のコンディション不良のため、予定していた2月18日の練習試合・ロッテ戦(浦添)の先発を急きょ回避した。高津監督は「今後は当分無理だろうね。ちょっと計算が立たない」と話していたが、故障は軽症で、その後は1軍キャンプに再合流。ここまで順調な仕上がりを見せていた。
奥川は昨季は3年ぶりに白星をマークしたものの腰の痛みで再び離脱。完全復活へ今季に懸ける思いは強い。開幕1軍へ向けて「もちろん間に合わせるつもりでやっている。開幕に(1軍に)いないと(シーズン)完走にならないんで。開幕にしっかりローテにいる。開幕をしっかり狙ってどんどんアピールしていきたい」と意気込んだ。