龍谷大平安・原田監督が退職届提出で退任 部員2人に頭・喉付近をノートで叩くなど暴行 当面は川口知哉コーチが監督代行
龍谷大平安が5日、京都市内で硬式野球部・原田英彦監督(64)の体罰事件についての記者レクチャーを開催した。
事件の経緯について同校は2月14日に暴行を受けた生徒が欠席していたため副担任が電話したところ「咋夜、原田監督から暴力をうけたため登校できません」と発言したことで発覚した。被害生徒は2名。同13日の20時30分頃に事件が発生した。原田監督が課題ノートを提出していなかったことに対する指導の一環として2人の生徒を呼び出して口頭での注意とたたくなどの行為を繰り返した。1人の生徒に対しては手のひらで頭部を、紙製のノートで頭・喉付近を合計10回以上たたく行為を繰り返し、もう1人の生徒に対しては手のひらで頭部を合計5回程度たたいたという。いずれも連続ではなく口頭での指導の合間に断続的にたたく行為を繰り返していたため、正確な回数は特定できなかった。
1名の生徒は打撲傷で約30日の通院加療を要する診断結果で自宅療養中。1名は日常生活に戻っているという。
校長が事実確認を行い、同監督が認めたため自宅待機を命令。部員には野球部コーチから、野球部の保護者には校長から概要が説明された。学校法人龍谷大学の常任理事会で調査報告を行うとともに懲戒事由に該当すると判断されたことから懲戒手続きを開始。しかし、原田監督から退職届が提出され、2日付で退職が決まり、懲戒手続きが終了した。
学校長は「本校と致しましてまずは被害生徒のけがの回復を願うこと、合わせて部員の心のケアを第一に努めて参りたいと思います。二度と体罰が発生することがないように学校として暴言、暴力、体罰が絶対に発生しない、容認しないという強いスタンスで務めて参りたいと思います。このような事件が発生してしまいましたこと誠に申し訳ございませんでした。(原田監督は)体罰については認めていて『大変申し訳ないことをした』と言っていた」と謝罪した。その上で3月いっぱいまでは元オリックスの川口知哉コーチが監督代行を務め、4月以降の体制については現在検討中であることも明かした。
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