「プレシーズンゲーム、巨人１－５ドジャース」（１５日、東京ドーム）

　巨人は強力ドジャース打線に本塁打を許すなど敗戦した。

　阿部監督は超満員のファンの前での一戦に「素晴らしい雰囲気の中で始まったゲームだった」と振り返りながら、戸郷については「序盤からあまりよく見えなかったが、最後は修正して終われた。一挙５点はなかなか見た事ないが、彼なりにいいお薬になったのではないかと思います」とうなずいた。

　今季２年連続の開幕投手が決まっている先発の戸郷が三回に捕まった。７番・コンフォルトに初球の直球を右本塁打とされると、死球と適時打で２点目を献上。無死二塁から大谷には初球のスライダーを捉えられて右翼スタンドへ完璧な２ラン。Ｔ・ヘルナンデスにもフォークを左本塁打されるなどこの回、３被弾含む５安打で一挙５失点を許した。

　打線は六回、吉川の適時打で１点を返すのがやっと。指揮官は「比べていけないが、世界一のチームの選手を前にして何もできなかった選手がたくさんいる。まだ自分たちは未熟だと全員が感じてシーズンに入ってもらいたい」と語った。

　大谷の一発に阿部監督は「テレビでもたくさん見ている。すごいとかそういう感覚ではなく、やっぱり打つなあという感じで見ていました」。試合前には対面したそうで、「たまたまゲージに打ちにきて、お会いして挨拶を。みんなに恨まれるかもしれないけど、記念撮影していただきました」と笑わせた。