健大高崎・石垣 センバツ登板前向き 左脇腹故障も回復上々「本人も回復して『いきたい』と」指揮官明かす
第97回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)の開会式リハーサルが17日、甲子園球場で行われた。終了後、大会初日の第3試合で明徳義塾と対戦する健大高崎は大阪市内の球場で前日練習を実施。左脇腹の故障で状態が懸念される最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)は上々の回復ぶりを示した。
本心か作戦か-。リハーサル前に行われた対戦校同士の監督対談では、明徳義塾・馬淵史郎監督(69)から「問題は石垣くんがどこまで回復しているか。優勝戦線を狙うんだったら休ませた方が良い」と提言が。再三の“けん制”にたじろぎながらも、健大高崎・青柳監督は「本人も回復して『いきたい』と言っているので、きょうの練習で見極めながら決めたい」と話した。
実際に、負傷翌日だった14日の甲子園練習ではノースローだった石垣だが、この日はノックにも入り50メートル以上の距離でキャッチボールを行うなど順調に調整。指揮官は「もちろん無理させる必要はない」と慎重な姿勢を示しつつ「状態が良ければ、(初戦で)投げるために練習してきたので」と登板を前向きに検討していることを明かした。
一方で先発左腕・下重が成長を見せるなど、全体の底上げも図ってきた。主将の加藤大成内野手(3年)は「石垣頼りになってはダメ」ときっぱり。手負いのエースを支えながら、一丸で連覇に挑む。
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