東洋大姫路が17年ぶり春1勝 元履正社・岡田監督が母校復帰後初の聖地星「感無量」エース阪下が1回2失点で降板も2番手木下が8回0封9Kの好救援
「選抜高校野球・1回戦、東洋大姫路7-2壱岐」(20日、甲子園球場)
全席指定席となった第93回大会(2021年)以降では初めて入場券完売となった一戦は、地元兵庫で、優勝候補の東洋大姫路が21世紀枠で初出場の壱岐を下し、初戦を突破した。春は08年以来の勝利。元履正社の岡田龍生監督は甲子園7連勝。母校復帰後では初の聖地星で通算23勝目。元報徳の永田監督らと並んで32位タイとなった。
大会屈指の好投手・阪下漣投手(3年)が1回1安打2失点で降板する形となったが、2番手木下鷹大投手(3年)が8イニングを無失点9奪三振の好救援だった。
打線は四回に1点を奪い、1点差に迫ると、五回に3本の適時打などで一挙5点を挙げて逆転した。
岡田監督は母校を率いての一勝に「感無量ですね」と振り返った。「超満員だったので、子どもたちも少し緊張していた。本人もちょっと肘に違和感があるということで。木下も準備できていたので。木下ももともと県大会の経験もありますし、十分投げられると思っていた。球持ちのいい投手。本当に今日は良く投げてくれた。打線も打ち込んできたが、その成果が出た。(次戦は)阪下がどこまで回復してくれるかだが、他の投手も十分に放ってくれる。頼らずにいければ」と、見据えた。
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