1回で緊急降板の東洋大姫路エース・阪下漣 右肘に違和感「自分の中で危険信号が出た」「疲労が膨大に。イニング終わった時にはもうダメだなって」
「選抜高校野球・1回戦、東洋大姫路7-2壱岐」(20日、甲子園球場)
地元兵庫で、優勝候補の東洋大姫路が21世紀枠で初出場の壱岐を下し、初戦を突破した。春は08年以来の勝利。元履正社の岡田龍生監督は甲子園7連勝。母校復帰後では初の聖地星で通算23勝目となった。
大会屈指の好投手・阪下漣投手(3年)が1回1安打2失点で降板する形となったが、2番手木下鷹大投手(3年)が8イニングを無失点9奪三振の好救援が光った。
試合後、阪下は右肘のアクシデントがあったことを明かし「自分の中で限界というか危険信号が出たんで、ここで無理するよりは早めに代わって、後の投手に0で繫いでくれっていう部分があった。そこは素直に岡田先生に言いにいきました」と説明。「昨日の夜に治療も終わって、自分の中で(先発マウンドに)行きたい気持ちがあったけど、徐々に疲労が蓄積されていて、マウンドに上がった頃には膨大になっていた。イニング終わった時には自分の中ではもうダメだなって思ってしまった」と、振り返った。
岡田監督も「本人もちょっと肘に違和感があるということで。木下も準備できていたので。木下ももともと県大会の経験もありますし、十分投げられると思っていた本当に今日は良く投げてくれた」と説明。次戦については「(次戦は)阪下がどこまで回復してくれるかだが、他の投手も十分に放ってくれる。頼らずにいければ」と、語った。
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