日本航空石川が2年連続で1点差惜敗 「荒波の中で試合をやっているようだった」と中村監督 能登半島地震で校舎被災、4月に野球部も東京へ
「選抜高校野球・1回戦、東海大札幌7-6日本航空石川」(23日、甲子園球場)
校舎被災などの影響により石川県輪島市から東京・青梅に移転している日本航空石川。野球部のみ、輪島市に残っていたが、この4月から野球部も移ることになっている。同校は昨年に続き、1点差の惜敗となった。
試合について中村隆監督(40)は「予想していない流れ。落ち着くまでバタバタしてしまった。バッテリーのテンポが早かったりで、荒波の中で試合をやっているような感じだった」と振り返った。
併殺による逸機もあったが「低い当たりを打とう、ということでやってきたので、そこは致し方ないかな」とした上で「守備型のチームとしては守りのミスが出たことが悔やまれる」と夏への課題を得た。
その夏に向け、野球部は月内の移転を控えるが「生徒には10日くらいに説明しました。環境が変わるので、夏に向けてベストなトレーニングができるように考えていきたい。ただ選手は(被災による)環境を言い訳にしたことは一度もない。そこは立派」と同監督。
輪島市でのボランティア活動も行ってきたが「それを通じて(地元と)心が近くなった。『頑張ってね』という言葉もいただけるし、その人たちのためにも、という思いでプレーしたのでは」と、地元への思いを持ちつつ、新たな環境で次のステージに向かっていく。
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