【セ・パ順位予想】広島は投手力に安定感 伝統の足攻めで得点力不足の解消を 巨人は歯車かみ合わない不安も 安仁屋宗八氏

 プロ野球は28日にセ、パ両リーグが同時に開幕する。2年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指す阪神は、マツダスタジアムで広島と対戦する。藤川新監督が率いる虎に、立ちはだかる球団はあるのか。パ・リーグはソフトバンクの連覇は可能なのか。デイリースポーツ評論家・安仁屋宗八氏が25年シーズンの順位予想を行った。

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 広島は投手力に安定感がある。先発は森下、床田、大瀬良の3本柱が引っ張っているし、救援陣も左右の駒がそろっていて、抑えの栗林も心配いらない。正妻・坂倉の離脱は痛いが、ベテラン会沢や石原でカバーしていけるだろう。中堅・秋山、二塁・菊池、遊撃・矢野のセンターラインがしっかりしているのも大きい。攻撃はカープの伝統でもある足を使って1点を取りにいく野球ができれば得点力不足は解消できる。二俣や田村ら若手の台頭も楽しみだ。

 阪神は今年も投手陣が充実しているし、打線も前川の成長により、さら厚みが増した。開幕前にメジャーに2勝したことで弾みもついた。私は広島と阪神のOBでもあるので、両チームのV争いを期待したい。大補強した巨人は、新加入の選手と今までいた選手との間で歯車がかみ合わないという不安が残る。菅野の抜けた穴も大きいのでBクラスと予想する。

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