【セ・パ順位予想】阪神V奪回で決まり!世界一のドジャースに勝ったんですから キーマンは前川&工藤 糸井嘉男氏
プロ野球は28日にセ、パ両リーグが同時に開幕する。2年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指す阪神は、マツダスタジアムで広島と対戦する。藤川新監督が率いる虎に、立ちはだかる球団はあるのか。パ・リーグはソフトバンクの連覇は可能なのか。デイリースポーツ評論家・糸井嘉男氏が25年シーズンの順位予想を行った。
◇ ◇
セ・リーグは阪神のV奪回で決まりです。1位は全く悩みませんでした。皆さん、見ましたか?カブス、ドジャースを相手にした試合を。プレシーズンとはいえ、世界一のチームに勝ったんですから、セ界一を信じています。今年は強い阪神が見られると思いますね。
キーマンは…たくさんいます。投打で一人ずつ挙げるなら前川選手と工藤選手。彼は今年、しっかりレギュラーを取って3、4、5番の後で打率3割前後、20本塁打が期待できる選手。中軸は他球団の警戒も高くなるので、後ろを打つ前川選手が重要かなと思います。
マルティネス選手、甲斐選手らを補強した巨人や、バウアー選手が戻ってきたDeNAに比べて、よく「阪神には補強がない」と言われます。ただ、振り返れば昨年は輝や大山選手、森下選手の離脱がありました。そうです。3人がシーズンを通して試合に出場すれば、それはもう補強したのと同じ意味があります。成績も上積みが期待できますし、チームの得点も確実に上がるでしょう。
ポイントになるのは開幕カードでしょうか。僕にも経験がありますが、22年に開幕から9連敗した時には、生きた心地がしませんでした。143分の1ですが、やはり開幕戦は特別な試合です。昨年も野手陣が春先に不振で、チームとしてもなかなか波に乗ることができませんでした。今年はテルと大山選手を中心に、開幕ダッシュを決めて欲しいと願っています。
パ・リーグでは日本ハムを1位に推します。キーマンになりそうなのが清宮幸選手。実は今年、真のブレークを遂げるのではないかと思っています。オープン戦の打撃を見ていても「間」が取れるようになった。そうするとミスショットする確率がグッと下がります。一皮むけた感じがしますし3割、30本塁打をクリアする可能性を感じます。
3位に挙げたオリックスで、僕の推しは同級生でもある岸田監督です。「頭がパンパンや」と言っていましたが、個々の能力が高いですし、優勝を知っている選手も多いだけに、どんな采配をするのか注目しています。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
野球最新ニュース
もっとみる高木豊氏がセ・リーグ順位予想公開 1位は大型補強の巨人、2位阪神「球場の特性と守備力の差が順位に現れるかなと」最下位予想は中日「もう1年辛抱…」
日本ハム・野村 開幕4番に指名されてからの日々は「深く考えていたので長く感じた」
日本ハム開幕投手の金村「プレッシャーはそんなに感じていない」自然体で初の大役へ抱負
就任4年目「優勝狙える」
28日の予告先発
プロ野球、28日に開幕
オリックス・岸田監督と楽天・三木監督が開幕前日会見 宮城、早川の両左腕が開幕投手 岸田監督「楽しみ」、三木監督「期待」
ロッテ・小島 3年連続開幕投手に「勝ちを呼び込めるピッチングを」昨季は苦戦のソフトバンク戦「しっかり嫌なイメージをつけられるように」