【セ・パ順位予想】阪神は先発陣の出遅れなど投手力に若干の不安 先発ローテ整ったDeNAが最大の障壁 藤田平氏
プロ野球は28日にセ、パ両リーグが同時に開幕する。2年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指す阪神は、マツダスタジアムで広島と対戦する。藤川新監督が率いる虎に、立ちはだかる球団はあるのか。パ・リーグはソフトバンクの連覇は可能なのか。デイリースポーツ評論家・藤田平氏が25年シーズンの順位予想を行った。
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藤川新監督にプレッシャーをかけないという意味で阪神を3位とした。もちろん優勝候補であることは間違いないし、今年もV争いはDeNA、巨人との三つどもえになることが予想される。
打線は岡田前監督で優勝した2023年よりもレベルが上がっている。若い森下と前川が年々成長しているだけに、層が分厚くなってきた。
その半面、投手力に若干の不安を残す。先発陣は、大竹が負傷で出遅れ、伊藤将もエンジンがかかり切っていない。開幕ローテーションに入った門別、富田のような未知数の若い投手が1年間を通してどこまで頑張れるか。村上、才木の2本柱はもちろん、ビーズリーとデュプランティエの両外国人の出来が大事になってくる。中継ぎ陣が良いだけに、そこまでどうつないでいけるか。
岡田前監督の後を継いだ藤川監督がどんな野球をするのか。ファンだけでなく、他球団も興味津々で注目しているだろうが、開幕ダッシュで一気に勢いに乗ってほしい。
V奪還へ最大の障壁となりそうなのがDeNAだ。バウアーの復帰で先発ローテが整った。2桁勝利の可能性を持った投手が3、4人いる。もともと打線が良く、球場のアドバンテージもある。森敬の走力も加わり、非常に怖い存在だ。連覇を狙う巨人はマルティネスの加入で抑えは万全だが、菅野が抜けた穴を埋められるかが鍵となる。
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28日の予告先発
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