広島商 投打で完敗52年ぶり4強ならず 「申し訳ない」エース・大宗責任背負い込む 古豪復活へチームで経験生かす

 智弁和歌山に敗れ、肩を落とし引き揚げる広島商ナイン(撮影・西田忠信)
 9回、気迫のヘッドスライディングで内野安打とする名越
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 「選抜高校野球・準々決勝、智弁和歌山7-0広島商」(26日、甲子園球場)

 広島商ナインは胸の奥に悔しさを宿して、アルプス席へ一礼した。52年ぶりの4強入りを懸けた一戦で完敗。先発したエース・大宗和響投手(3年)は「自分以外の投手は投げられず、負けて甲子園を去ることに申し訳ない気持ちがある」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 初回1死から四球を与え、連続適時打で2点を先制された。二回は先頭打者への安打から味方の失策も絡み3点を献上。「打者のレベルが今までと全然違った。智弁和歌山さんの応援も迫力があり、圧倒された部分があった。そこに動揺せず投げられる投手になりたい」とマウンドでの経験を今後の成長につなげる。

 ただ、課題ばかりの登板ではなかった。三回から七回まで無失点投球。最速は144キロを計測した。「変化球がしっかり決まれば0で強力打線を抑えることができる。変化球の精度を上げていきたい」。通用した武器を、より強固にしていく。

 打線は相手エース・渡辺に苦戦。四回から七回まで無安打に封じられ、攻略の糸口を見いだせなかった。西村銀士主将(3年)は「渡辺くんはすごくテンポが良く、球種を張ることができていなかった。智弁和歌山さんの体の大きさは参考になりましたし、食事の量などを考え直すことが大事だと思った」と肉体強化を今後の課題に掲げた。

 古豪復活への挑戦は夏に持ち越された。「もう一度、日本一にふさわしいチームになるということをチーム全体で考え直し、夏に戻って来られるように」と西村主将。強豪私学と戦った経験を糧に、一回り大きくなった姿で聖地に帰ってくる。

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