巨人・田中将「ネガティブな言葉しか出ない」2回6失点KO NPB復帰後最短で移籍初黒星 200勝王手お預け
「巨人1-9DeNA」(17日、東京ドーム)
ベンチで遠くを見つめる目に悔しさがにじんだ。巨人・田中将の2度目のマウンドは、公式戦初となる本拠地・東京ドーム。だが、2回7安打6失点で移籍後初黒星を喫した。
「今日はネガティブな言葉しか出ない。チームがいい流れできていた中、長い準備期間がありながら2イニングでマウンドを降りる形になって、かなり迷惑をかけた」。試合後、田中将は自身のふがいない結果に言葉を絞り出し、そう答えた。
初回、先頭の梶原に甘く入った直球を打たれて右翼フェンス直撃の二塁打を打たれると、1死二、三塁から牧の右前先制適時打などで2失点。二回は2死一、二塁から3者連続での適時打を許して計4失点。ベンチに戻ると阿部監督が歩み寄り肩をたたき、この回限りでマウンドを降りた。
3日の中日戦で移籍後初勝利を挙げた後は、一度登録を抹消されて調整を続け、中13日での登板となった。課題とした制球力の精度を上げるために務めたが「やっぱりコントロール。そこはやっぱり自分の思うように投げられていないのが現状としてあった」と話した。
日米通算200勝への王手は次回以降にお預け。今後は再び抹消され、2軍戦の調整登板を経て5月1日の広島戦(東京ド)を目指す。「引き続き良くなっていくためにチャレンジをし続けないといけない」と田中将。悔しさを糧に、本来の投球を取り戻す試みを続けていく。




