DeNA・筒香 お待たせ1号! 前夜三浦監督に「おいしいお肉を食べさせてもらいました」期待に応えた
「巨人1-9DeNA」(17日、東京ドーム)
左翼席のベイ党から降り注ぐ「ツツゴウ」コール。その歓喜に、DeNA・筒香は帽子を取り深々と一礼した。三回1死、今季1号の右越えソロ。この回から代わったばかりの横川のスライダーをとらえ、右翼席へ豪快にたたき込んだ。
今季40打席目でのアーチに「長いっすね。感覚的には長かった」と筒香。「積極的にハードヒットしようと打席に入り、しっかり振り切ることができました」という会心の一撃に、武骨な男は柔和な笑みを浮かべた。
葛藤を抱えながら、自らの打撃と向き合っていた。打率はこの日の試合開始前まで・143。開幕からクリーンアップを張っていた打順も、前カードから7番に名を連ねていた。「結果を出せていない、迷惑をかけているという思いはずっとあった」。
だが、そんな時こそ、自身が日々やるべきことに集中力を注いだ。球場入りすると室内練習場に直行。プロ入り後、どんな時でも欠かすことなく続けてきたルーティンだが、納得いくまで打ち込んだ。
前夜には、三浦監督から食事に誘われ、「ホームラン打ってくれと、おいしいお肉を食べさせてもらいました」と明かした筒香。チームは連敗を「2」で止め、最下位を脱出。背番号25の復調が反攻への布石となる。





