中日 涌井が快挙の権利手に6回1失点で降板 史上4人目の新人から21年連続勝利投手 今季初先発で阪神打線をほんろう

 「中日-阪神」(29日、バンテリンドーム)

 中日の涌井秀章投手が先発し、6回1失点と好投。NPBでは史上4人目となる新人から21年連続勝利の権利を手に降板した。

 今季初先発となったベテラン右腕。立ち上がりから制球抜群で安定感のある投球を見せた。四回に佐藤輝に同点ソロを浴びてしまったが、ペースを崩すことなく淡々とアウトを積み重ねた。

 五回は先頭の梅野に安打を許したが、続く小幡を併殺打に仕留めた。六回も1死から四球で走者を出したが、後続をしっかり打ち取った。丁寧な投球術で阪神打線をほんろうした。

 涌井は2004年度ドラフト1巡目で西武に入団。西武、楽天、ロッテ、中日と渡り歩き、節目の勝利を得る権利を手にした。

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