597日ぶり勝利の西武・高橋光成「お待たせしました。すいません」お立ち台で感無量「久々すぎて訳分かんない感情です」「しんどかったです」
「西武7-1楽天」(29日、ベルーナドーム)
西武の高橋光成投手が6回88球4安打無失点の好投で今季初勝利、23年9月10日の日本ハム戦以来となる597日ぶりの白星を飾った。球団記録を更新していた自身の連敗を13で止めた。勝利の瞬間はホッとしたような笑顔が浮かんだ。
ヒーローインタビューでは「お待たせしました。すいません」と照れた様子で登場。「久々すぎて訳分かんない感情です初勝利みたい。いや~すごいっすね。597日ぶり、うれしすぎます」と、勝利球を手に、喜びをかみしめた。「しんどかったです。しんどいし、いろいろもがいてやってきて、今日勝てて。今日からまたどんどん勝てるようにやっていきたい」と振り返り、今後の目標について「優勝ですよね、みんなで優勝しましょう!西口さんを日本一にするために腕を全力で振っていきたい」と、力を込めた。
立ち上がりから粘りに粘った。初回、いきなり連続四球で無死一、二塁のピンチを招くも、しっかりと後続を打ち取った。二回は1死三塁とされるも、ヒットエンドランを狙った堀内を三振に仕留め、飛び出していた走者をタッチアウトにして併殺。その後もスコアボードにゼロを刻んだ。
この日は打線も高橋をしっかりと援護。初回に渡部聖の適時打で先制すると、二回には児玉の適時二塁打で追加点。四回には西川、長谷川の連続適時打で3点を加えて突き放した。
高橋は球団記録を更新する自身13連敗中だった。21年から3年連続2桁勝利を挙げた元エースだが、昨季は0勝11敗。昨年4月14日のソフトバンク戦から連敗地獄に突入した。今年も初登板となった3月30日の日本ハム戦で5回6失点と崩れ、自身12連敗。以降は5回以上を投げて1失点と好投しながら勝ち運に見放されていた。




