ソフトバンク 明暗分けた延長十回の強攻策 小久保監督「打たせようと決めていた」無死二塁から走者進められず3連敗 最悪タイの借金5

 10回、水野(奥)に決勝ソロを浴びた杉山=共同
 9回の攻撃を終え、選手交代を告げた小久保監督
 7回1失点で投げ終えベンチに戻るモイネロ=共同
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 「ソフトバンク1-2日本ハム」(29日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクは延長戦で競り負け3連敗、借金は今季ワーストタイの「5」に膨らんだ。十回表に4番手の杉山が水野に決勝の2号ソロを浴びた。

 小久保監督は「(7回1失点の)モイネロは責められない。今日の(日本ハム先発の)伊藤の状態なら1-0で勝つしかなかった」と淡々と話した。

 勝ち越された直後の延長十回裏は、先頭の今宮が日本ハム2番手・田中から左二塁打を放って大きなチャンスを作った。しかし、続く柳町は強行策で空振り三振。送りバントを選択しなかったことについて小久保監督は「走者が一塁でも柳町の状態と(田中)正義との相性を見て、打たせようと決めていた」と悔いる様子はなかった。

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