日本ハム 水野V弾!新庄監督「よう打ったねぇ。放り込め!って言ってたんよ」 延長戦制して借金回避
「ソフトバンク1-2日本ハム」(29日、みずほペイペイドーム)
日本ハム・新庄監督は笑いながら第一声で「あ~、楽しかった!」と切り出した。重苦しい展開を何とかしのぎ、延長戦を制しての1勝。借金生活転落を免れ、再び貯金1だ。
最後は“大技”で勝利をもぎ取った。十回先頭の水野が右越えに決勝ソロ。実は打席に入る直前、トイレで居合わせた林ヘッドコーチから「行けよ。決めてもエエんやぞ」と声をかけられていた。「むちゃ言わないでくださいよ、みたいな会話をしてたんですけど。リラックスして打席に立てたんじゃないかな」。照れ笑いのヒーローに、指揮官も「よう打ったねぇ。放り込め!って言ってたんよ」と目尻を下げた。
ただ、“小技”で反省もあった。五回に山県が今季25試合でチーム初の犠打を成功。開幕から連続犠打なしのプロ野球記録は止まったが、七回に同点としてなお1死二、三塁で伏見がスクイズを失敗して一邪飛。新庄監督は「ああいうのは決めてもらわんと。スタメンで出続けられなくなってくる」と苦言を呈した。
ともあれ、白星は何よりの良薬。キッカケにして「一つ勝って、三つとれるように」という言葉を現実にする。



