巨人が3連勝で今季最多貯金4 山崎伊織がセ・リーグ新記録の35回連続無失点で4勝目「勝てたことがうれしい」増田陸が3年ぶり打点の決勝打
「巨人2-0広島」(30日、東京ドーム)
巨人が3連勝で今季最多タイの貯金4とした。先発・山崎は4勝目を開幕から35イニング無失点のセ・リーグ新記録で飾った。
23日の中日戦(東京ドーム)で5回無失点に抑え2007年に高橋尚成が達成した開幕から28イニング連続無失点の球団記録に並んでいた。球団新記録と1963年の阪神・中井悦雄、2023年の阪神・村上頌樹の持つセ・リーグ記録を視野にマウンドに上がった。
内海投手コーチが「投球のバランスが良くいい状態で投げられているように見える。粘ってくる打者が多いけど、粘り負けずに根気強く投げて欲しい」という内容。
再三走者を許しながら0を並べ球団記録、リーグ記録を更新。七回1死一、二塁のピンチでは代打坂倉、代打堂林を連続三振に斬って派手なガッツポーズ。リーグ記録を「35」まで伸ばした。
広島・大瀬良の前に苦戦していた打線は、六回、2つの四球で2死一、二塁とし、増田陸の左翼線2点二塁打で決勝点を挙げた。「打ったのはカットボールです。前の打席も同じようなケースでランナーを返せず悔しかった。またチャンスで繋いでもらったのでなんとか打ててよかったです」と援護射撃を喜んだ。
試合後には山崎に花束が手渡され、ナインとたっちをかわした右腕。東京ドームは大きな拍手に包まれた。お立ち台では「ゼロでいけたことは嬉しいですけど、きょうの試合を勝てた事がうれしい。最高です」と力を込めた。前日に延長十二回の死闘を制していただけに「1試合投げきれたらいいかなと思ったんですが、抑えることに必死。七回になったんですけど、勝てて良かった」と語った。





