日本ハム・新庄監督「楽しいです」敵地大好き11勝2敗 打線がつながり貯金も2「悪くないです。2年前に比べたら」
「ソフトバンク1-6日本ハム」(30日、みずほペイペイドーム)
鮮やかにつながった。連打に小技の先制パンチ、そしてダメ押しの一発。低調だった日本ハム打線の復調気配に、新庄剛志監督は「乗ったら次々と乗っていくチーム。乗らなかったらつながらない。こればっかりはモチベーションを上げる天才の僕でも難しい部分があるから、もうほっとく」と笑った。
四回は清宮幸の中前打から万波、石井が連続適時二塁打。8試合ぶりの3連打で先制し、水野のスクイズでも加点して東浜をKOした。八回は田宮のソロに、途中出場の松本剛が適時二塁打。指揮官は「競争でしょ。活躍したらスタメンで出られるところをつかみにいっているから」と激しい争いの効果を認め、前日1軍に再昇格したばかりの石井も「必死ですね。出たところでやるべきことをやるだけ」と気を緩めることはなかった。
4月を終えて貯金2。敵地では11勝2敗の強さを誇る。「言ったでしょ。違う球場に行ったら勝てるって」と笑わせつつ「今度はエスコンで勝つ時期もまた来る」と新庄監督。「悪くないです。2年前に比べたら、今はちゃんと計算できて采配が振れる。楽しいです」と序盤の戦いに充実感をにじませた。




