巨人ドラ2→戦力外 ど素人で建設会社就職→年商240億社長に「藤田監督に迷惑かけられない」がむしゃらに働く

 笑福亭鶴瓶と小泉孝太郎がMCを務めるテレビ朝日系「鶴瓶孝太郎 転職したら人生○○だった件」が30日、放送され、プロ野球・巨人にドラフト2位で入団した選手のセカンドキャリアが明かされた。

 大阪市立高から大阪ガスを経て1988年、ドラフト2位で巨人に指名された松谷竜二郎さん(60)。95年開幕前に近鉄に移籍し、33歳で戦力外となった。8年間のプロ野球人生で4勝だった。

 引退後は、解説など野球関連の仕事のお呼びはかからず、「建築関係の仕事を、藤田(元司)監督とか、(2軍時代にお世話になった)末次(利光)さんに紹介していただいて。就職しました」。

 34歳で建設会社に就職。給料は激減し、同僚はほとんどが年下。それでも「藤田さんと末次さんに迷惑かけられない」との思いで、くらいついた。入社約1年で大規模工事を任せられるようになり。36歳で同僚3人と会社を辞め、休眠状態だった建築会社を引き継いだ。

 がむしゃらに働き、建築関連会社「スチールエンジ」(本社・東京)の社長に就任。現在は日本各地をはじめ、海外にも支店を持ち、建築、不動産、介護などグループ会社も広がり、「(年商は)230~240億円」に成長した。

 「野球選手でもセカンドキャリアで頑張ったら、こんなふうになるんやな、って皆さんに評価していただいて恩返ししてきたい」と語る松谷さんのVTRに、古田敦也氏は「気合いで生きてこられたんだと思います」と話した。

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