巨人 痛恨逆転負けで同率首位から陥落 終盤に投手陣が被弾、打線は五回以降無得点

7回、ピンチを作った船迫(右)を降板させる阿部監督(撮影・伊藤笙子)
7回、オスナ(奥)に勝ち越しソロを浴びた船迫(撮影・伊藤笙子)
8回、内山に2者連続となる左越えソロを浴びたケラー(撮影・伊藤笙子)
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 「ヤクルト5-2巨人」(9日、神宮球場)

 巨人が痛恨の逆転負けを喫し、阪神と同率で並んでいた首位から一歩後退した。

 巨人は三回2死二塁から甲斐が内野への飛球を打ち上げるが、これを遊撃・赤羽が落球して相手失策から1点を先制。続く四回1死で、この日「8番・一塁」でスタメン出場の増田陸が、22年8月4日の阪神戦(東京ド)以来となる一発を放ち、貴重な追加点をたたき出した。

 だが、先発・赤星が四回1死満塁でオスナに左前適時を許すと、六回無死二塁でサンタナに左前打への同点適時打を打たれてリードを守れない。さらに七回には2番手・船迫が先頭のオスナに左翼席への一発を浴びて勝ち越された。八回にはケラーが茂木、内山に2者連続本塁打を浴びた。

 岡本が左肘の靱帯(じんたい)損傷で7日に出場選手登録を抹消。主砲の長期離脱が見込まれる中、打線が五回以降は得点を奪えず。痛い敗戦となった。

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