プロ注目の日大・市川祐が今春2度目のマダックス達成 9回わずか89球で1点リード死守「投げても勝てず責任感じていたので」
「東都大学野球、日大1-0東洋大」(11日、ジャイアンツタウンスタジアム)
まだ勝ち点のない日大は、東洋大を下し1勝1敗のタイで3回戦に持ち込んだ。今秋ドラフト候補の市川祐投手(4年・関東第一)が今春2度目のマダックス(100球未満での完封勝利)を達成し1点を守り切った。
「甘く行った球を打たれることが多かった。内角、外角の低めに投げきればゴロになる」と空き週のブルペン投球で見直した直球を軸に、打たせて取る投球を展開した。女房役の主将・南條碧斗捕手(4年・報徳学園)が3度盗塁を阻止するなど味方の守備にも救われながら9回わずか89球で無四球完封。1-0の九回は足をつる場面もあったが、最後はプロ注目の花田旭外野手(4年・大阪桐蔭)を直球で空振り三振に仕留め試合を締めた。
「落としてしまうと入替戦の可能性が高くなる試合だったので、初回から飛ばして後ろにつなごうと投げていった結果。開幕戦に勝って以降、自分が投げても全然勝てていなくて責任を感じていたので、今日しっかり勝つことができて良かった」
右腕は4月7日の国学院大との開幕戦でも、9回96球無四球でマダックスを達成している。





