巨人・中山 高校の同学年・高橋宏撃ちV打 G打線71イニングぶり適時打 阿部監督「素晴らしかった」

 「巨人1-0中日」(17日、東京ドーム)

 一振りで待望の一打を生み出した。巨人は0-0の二回無死一、二塁。当初はバントのサインが出ていたが、1ボールからヒッティングに切り替わる。その直後の2球目。中山礼都内野手が高橋宏の直球を鮮やかに中前に運んだ。「思い切っていこうと決めて待っていた」。8試合、71イニングぶりの適時打が決勝打となった。

 中京大中京の同学年・高橋宏とは2年ぶりの対戦だった。オフは一緒に食事へ行き、試合前には談笑する「特別な存在」。ただ勝負となれば話は別。「いいピッチャーというのは十分、分かっている。刺激は常にもらっている」。通算対戦成績は13打数5安打、打率・385、2打点。またも抜群の相性を披露した。

 阿部監督は「見事に打ってくれた。素晴らしかった。同級生だから精神的に楽なんじゃないですかね」と称賛した。7日・阪神戦の四回以来、70イニング連続で適時打がなかったが、「不名誉な記録」をやっと止めた。

 1-0で連勝し、5カードぶりに勝ち越して3位浮上。主砲・岡本が左肘の靱帯(じんたい)損傷で離脱して苦しい状況は続く中、辛抱強く戦っていく。

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