巨人 田中将大が2軍降格後初登板で3回4安打1失点 走者無しでもセットポジションで投球「ボールの手応えはあった」

 「イースタン、巨人-オイシックス」(18日、スリーボンドスタジアム八王子)

 巨人・田中将大投手(36)が、1日の広島戦(東京ド)以来となる実戦登板。3回を4安打1失点の内容だった。

 田中将は1日の広島戦で3回3失点KOとなると、翌2日に出場選手登録を抹消。2試合連続でのKOを受け無期限での2軍調整となった。2軍降格後は実戦登板はせず、シート打撃への登板などで調整。17日の同カードに登板予定も雨天中止となったため、この日にスライド。実に中17日での実戦となった。

 走者なしでもセットポジションからのスタイルで、初回は簡単に2死を取るが、味方失策をきっかけに連打で満塁の危機を招く。だが、知念は右飛に打ち取り無失点。二回も低めを丁寧に突く投球で3者凡退に仕留めた。

 ただ、三回は先頭の陽岱鋼に甘く入った内角のツーシームを捉えられ、左翼フェンス直撃の二塁打を打たれると、1死後に園部に中前適時打を浴びて先制を許した。後続は抑えて追加点は許さず。1軍復帰へ向けたリスタートのマウンドを終えた。

 田中将は登板後に「一つ一つのボールの手応えはあった。実際に低めのボール、コースは前進しているなと。ただ、縦変化のボールや、右のインサイド(の制球)に少しミスが多い」と振り返っていた。

 今後はコンスタントに試合への登板を重ねて精度を上げていく。「長いイニングをしっかり投げないと。今日もスライドしなければ、もっと投げられたと思う。球数は(これまでの登板で)短いイニングでかさんだりもしたが、やっぱりイニングはしっかり投げたい」と次回以降の登板でのテーマを語っていた。

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