オリックス・曽谷がプロ初完投星 3年目好調4勝、無四球好投 岸田監督「素晴らしいピッチング。気持ちが乗ってましたね」
「西武1-3オリックス」(18日、ベルーナドーム)
最後は決め球のスライダーで渡部聖を三ゴロに仕留めた。プロ3年目のオリックス・曽谷が九回を投げきってプロ初完投勝利。「投げていて今日は楽しかった。それが一番大きかった」と心地よい汗を滴らせた。
散発4安打、6奪三振、1失点。無四球のテンポよい投球で102球。初回2死から渡部聖に甘く入った速球を左翼席に運ばれたのが唯一の失点だった。
「何が起こったのか分からない状況でホームランが入っちゃったんで。切り替えていけたのは良かったかなと思います」。立ち上がりの痛打で覚醒した左腕は、後続の4番ネビンをスライダーで空振り三振。相手に流れを渡さず、リーグトップの5勝を挙げている隅田との左腕対決を制した。
5月はこれで3連勝。4勝目をマークするなど著しい成長を遂げている。今年3月にはオランダ代表との強化試合で「目指している場所」という侍ジャパンに初招集され、刺激を受けて今季に臨んでいた。この日の完投勝利で「1年間にそんなに何回もできることではないと思うので、これを目指してやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
負ければ同一カード3連敗、貯金0の危機を救った孝行息子に岸田監督の口調も滑らかに。「素晴らしいピッチングでしたね。全部良かった。決め球も良かったし、真っすぐも最後まで衰えず。気持ちが乗ってましたね」と手放しでねぎらった。(若林みどり)
◆曽谷 龍平(そたに・りゅうへい)2000年11月30日生まれ、24歳。奈良県出身。183センチ、83キロ。左投げ左打ち。投手。明桜、白鷗大を経て22年度ドラフト1位でオリックス入団。プロ初出場は23年4月26日・日本ハム戦。昨年は先発20試合で7勝11敗、防御率2・34で台頭。





