日本ハム “台湾の至宝”孫易磊が2人目のストッパープラン浮上 。加藤コーチ「土壇場で力を発揮する」

 “台湾の至宝”こと日本ハム・孫易磊投手が、2人目のストッパーとしてスタンバイするプランが浮上した。22日に支配下登録された20歳の右腕は、27日のソフトバンク戦(ペイペイ)でプロ初セーブを記録。加藤武治投手コーチは「基本はやっぱり田中(正義)ですよ」と現在リーグ2位タイの8セーブを挙げている守護神への信頼を口にしつつ、田中が連投した際などの孫易磊の抑え起用について「それは全然ある。これからの戦いを見据えて、一つの作戦ではある」と言及した。

 魅力は何よりも物おじしないメンタル面だ。22日のプロ初登板では同点の九回から2回無失点。27日も初体験の守護神役で、九回をピシャリと3人で締めた。育成契約で入団して2年目ながら、今年2月には台湾代表としてWBC予選の接戦でも登板。加藤コーチは「国を背負って投げているわけですから。土壇場で力を発揮する、自分のパフォーマンスを出せるっていうのは、本当にあまりいないタイプ」と舌を巻き、投手陣に疲労がたまる夏場以降を見据え「早めに場数を踏ませて経験させてあげたい」と狙いを明かした。九回の登板が決まっていて展開に左右されない抑えは、準備がしやすいという側面もある。

 ここまで全て接戦の3試合で計4回1安打無失点の孫易磊。「1試合1試合慣れてきている。すごくいい感じ」と自信を深め、九回の登板も「試合の中の1イニングなので平常心。全力で投げるだけなので」と平然と受け止めた。チームは29日、福岡から北海道に移動。充実の先発陣に加えてリリーフ陣の整備も進めながら、交流戦前最後の3連戦となる30日からのロッテ戦(エスコン)に臨む。

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