巨人・マルティネス 開幕24戦連続0封 古巣相手に球団タイ記録「名古屋の地で成長してきた」

 9回に登板し、20セーブ目を挙げたマルティネス
 中日に勝利し、甲斐(左)と抱き合うマルティネス
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 「中日1-4巨人」(30日、バンテリンドーム)

 巨人の絶対守護神、ライデル・マルティネス投手(28)が球団史に、その名を刻んだ。3点リードの九回にマウンドへ。「今日は地に足が着いていない感じだった」と先頭の板山に右前打で出塁を許すが「安打を打たれて気持ちが入った」と続く木下を遊ゴロ併殺打に仕留めるなど無失点で試合を締めくくった。

 これで開幕から24試合連続無失点となり、2012年の山口鉄也(現2軍投手コーチ)に並ぶ球団記録を樹立だ。「日本でやってきて、また一つ記録が達成できたが、いつも考えているのは、自分の役割を果たしてマウンドを降りることだけだ」とクールに話した。

 「日々の練習の成果だと思う」と淡々と答えるマルティネス。ただ一つ、昨季までを過ごした名古屋の地での達成に「この名古屋の地で成長してきたのは事実。それを考えるとうれしい思いがある」と喜びを表した。

 楽な試合展開ではなかった。中盤まで攻撃陣は得点を奪えず。六回に逆転、そして七回に追加点を奪うが、中日打線は終盤まで食らいついた。それだけに頼もしい守護神の働きに、阿部監督も「素晴らしい。全然点を取られないし」と脱帽だ。

 チームは今季最多の貯金6。5月の勝ち越しも決めた。マルティネスは両リーグ最速で6年連続となる20セーブ到達。「チャンスがあれば、これからもどんどん積み重ねていきたい」という絶対守護神がけん引し、首位・阪神の背中を追う。

 ◆マルティネス、開幕から24試合連続無失点の球団タイ 巨人・マルティネスが九回に登板して無失点に抑え、開幕から24試合連続で無失点を記録。2012年に山口鉄也が3月31日から6月3日までに記録した球団記録に並んだ。また、今季20セーブ目を挙げ、中日時代の20年から6年連続で20セーブを達成した。

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