レイエス&万波 アベック10号 日本ハムがド派手首位固め 新庄監督「コーチ、選手に聞いてちょうだい」

 6回、レイエスの2ランにガッツポーズの新庄監督(撮影・西岡正)
 6回、2ランを放つレイエス
 8回、右越えソロを放つ万波
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 「日本ハム4-1ロッテ」(30日、エスコンフィールド)

 一発の威力をまざまざと見せつけた。日本ハムが誇るフランミル・レイエス外野手(29)と万波中正外野手(25)の大砲2門が、そろって節目の10号アーチ。リーグ一番乗りで決めたレイエスは「ホームラン王争いがチーム内で行われているのは、すごくうれしい」と頬を緩めた。

 まずは1点リードの六回1死一塁から、R砲が魅せた。小島の内角高め143キロをフルスイング。左中間にたたき込むと、バットを投げてほえた。「ホントニ、チョットオコッテル」。お立ちでは苦笑いで理由を明かした。四回は1死三塁で空振り三振。スイングルームで悔しさに震えながら、通訳に「次の打席でホームランを打つから見とけよ」と誓っていた。有言実行の汚名返上弾に「怒りを全てボールに乗せた。すごく気持ちよかったね」と胸を張った。

 万波も負けじと続いた。2点リードの八回1死でフルカウントから、菊地が投じた11球目の直球を右越えに運ぶソロ。出場14試合ぶりの一発で4年連続の2桁本塁打に到達に、右手をクルッと回して喜んだ。

 序盤戦から互いの本塁打数を比べ、からかい合ってきたという2人。ベンチでは万波をハグして祝福したレイエスは「ライバルというより、本当に良きチームメート」とほほ笑んだ。長打力と投手力、チームの持ち味が出た快勝に、新庄監督も「バッティングコーチ、ピッチングコーチ、選手に聞いてちょうだい」とコメント。勢いに乗って交流戦前に5カードぶりの勝ち越しを決める。

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