智弁和歌山でタイガースJr.出身のスーパー1年左腕が好投 滋賀学園下して決勝進出

 「春季高校野球近畿大会・準決勝、智弁和歌山8-1滋賀学園」(31日、さとやくスタジアム)

 智弁和歌山が滋賀学園を七回コールドで下して準決勝に進出した。

 先発は1年生左腕の井本陽太投手。初回、二回と三者凡退の立ち上がり。変化球を巧みに駆使して今春センバツ出場の滋賀学園打線を抑え込んだ。三回1死からは左中間への二塁打を浴びてこの日初めての走者を出すも後続を打ち取って無失点。4回2安打無失点、2奪三振と堂々たる投球で1年生ながらに好投を果たした。

 橿原磯城シニア出身で中学時代は全国の舞台も踏んだ左腕。タイガースJr.から輩出された逸材が地元の球場で躍動した。

 打線は四回に無死一、三塁から4番・福元聖矢外野手(3年)の右犠飛で先制。五回にも一挙4得点を挙げるなどして強打を見せつけた。

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