ヤクルト投手陣がドタバタの珍事 吉村が治療を受ける間に星がマウンドへ 高津監督は交代を告げておらず恥ずかしそうにベンチに戻る

 「DeNA5-2ヤクルト」(31日、横浜スタジアム)

 ヤクルト・吉村貢司郎投手が、六回途中に緊急一時降板するアクシデントに見舞われたことでハプニングが起こった。

 2-2の六回。先頭・松尾を2ストライクと追い込むと、右腕は、おもむろにマウンドで右足のスパイクのひもを結び直した。そして右手をブルブルとさせて、右手指の違和感を訴えた。マウンドに石井投手コーチらが集まって投球練習を行った。吉村の投球が大きく上にそれたこともあって一端、ベンチに下がって治療を受けた。

 その後、ブルペンから星が急きょ、マウンドに向かったが、まだ高津監督が交代を告げていなかった。球審に指摘された星は少し恥ずかしそうにしてベンチへ。治療を終えた吉村がベンチから再び現れマウンドに上がった。

 マウンドに向かった星が登板することはなく、珍しいシーンとなりスタンドはどよめき、騒然となった。

 試合後、ヤクルト・高津監督は「すみません、こちらの連絡ミス。格好悪いことをしてしまいました」と謝罪した。

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