DeNA・高田繁元GM 一番の思い出は「長嶋さんの発案で自分が三塁手にコンバートした時のこと」

 張本勲(右から2人目)と巨人ナインの初顔合わせ。右から土井正三さん、張本勲、上田武、長嶋茂雄監督、王貞治、高田繁=1975年12月4日
 史上初の6連覇を祝って喜び合う、右から巨人・黒江透修、長嶋茂雄さん、川上哲治監督、王貞治、高田繁=1970年11月2日
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 DeNAの元GMで、現役時代は巨人のV9時代を支えた高田繁氏が3日、長嶋茂雄氏の訃報に際し、球団を通じ追悼のコメントを寄せた。

 以下全文。

「今朝、長嶋茂雄さんの訃報に接し、とても寂しく残念に思っています。

 直接お会いしたのは昨年のOB戦が最後になりましたが、ニュースなどでもお元気な姿を見ていたので驚きました。

 長嶋さんとは前人未到のV9という時代をともに過ごしただけでなく、長嶋さんの監督1年目というとてもつらい時間も一緒に過ごさせてもらいました。

 自身の調子が良いときも悪いときも、ともに歩ませてもらいました。

 一番の思い出は長嶋さんの発案で自分が三塁手にコンバートした時のことです。

 それまで一度もやったことがないポジションへのコンバートは、誰もが思いつくものではないと思います。

 ただ、そのおかげでその後の5年間を第一線でプレーすることができ、監督としての長嶋さんとともにリーグ優勝を経験することができました。

 新しいチャレンジを長嶋さんとともにできたことが嬉しかったです。

 長嶋さんは常に前向きに、野球を楽しもう、そしてファンファーストの精神でお客さんを喜ばせようということを考えられていた人でした。

 これは今のプロ野球選手にも通ずる、必要な姿勢だと思います。 

プロ野球界の発展のために尽くしていただきありがとうございました。

  大病をされてからもプロ野球のことを考えられていました。

 本当にお疲れさまでした」

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