ソフトバンク交流戦V!セ1位虎狩り締め 6年ぶり12球団最多の9度目 次は日本Sで!小久保監督「戦えるように頑張りたい」

 「阪神1-3ソフトバンク」(22日、甲子園球場)

 プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は22日、ソフトバンクが2019年以来6年ぶりで12球団最多となる9度目の優勝(最高勝率を含む)を決め、賞金3000万円を獲得した。2005年に導入されて20度目(20年は新型コロナウイルスの影響で中止)の交流戦で、パ・リーグ球団の優勝は昨年の楽天に続き15度目。小久保裕紀監督(53)はリーグ連覇と、現在セ・リーグ1位・阪神との日本シリーズでの対戦に意気込みを示した。交流戦は24日に全日程が終了予定で、セ、パ両リーグ内の対戦は27日に再開する。

 勝てば優勝。だからといって先発ローテーションを崩さず、左かかと痛の近藤は5試合連続でベンチ外だった。あくまで143試合のうちの1試合。ソフトバンクの6年ぶり9度目の交流戦制覇は“通常モード”での今季36勝目だった。

 「勝ったら優勝だが、負ける時は負ける。そこは割り切って思い切っていってやろうと思った」と先発に臨んだ3年目の左腕・松本晴は初回から最速151キロをマークするなど5回7奪三振、1失点の好投で、先発での今季初勝利をつかんだ。

 四回には相手の連続失策でつかんだ2死二、三塁からダウンズが左前へ先制2点打。六回以降は5人の継投でしのいだ。3カード連続勝ち越しでのフィニッシュに小久保監督も「3連戦の勝ち越しをずっと掲げながらやってきた。その結果が優勝まで届いたんじゃないかな」。勝率5割でスタートした交流戦で貯金を7まで積み上げた“堅実な歩み”を評価した。

 柳田、近藤、山川、今宮らが相次いで戦線離脱する中、6年目の柳町が打率・397で交流戦首位打者をほぼ確実にした。「自分の地位を確立した。外せない選手からチームを引っ張る選手になったという印象です」と小久保監督は語る。

 首位日本ハムと3ゲーム差の3位でパの戦いに戻る。「しっかり日本ハムを巻き上げ、秋にはセ・リーグ1位の阪神さんと戦えるように頑張りたい」と指揮官。底上げされた充実の戦力で、連覇へ向けた“逆襲の夏”に突入する。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス