巨人・坂本 史上最多交流戦338安打 89打席目今季1号から猛打賞 「良い感覚は出てきている」
「ロッテ6-4巨人」(24日、ZOZOマリンスタジアム)
逆襲の時へ向け、頼れるベテランの巨人・坂本勇人内野手(36)が復調を告げる快音を連発だ。「この前の試合から良い感じだったし、練習でも良かった。1打席目から良い感じで入れた」。まずは初回1死で迎えた打席、ロッテ先発・サモンズの内角直球を中堅左へ運ぶ今季1号の先制ソロを放った。
今季89打席目で飛び出した一発に「ひと振りで仕留められて良かった」と手応えも十分だ。さらに同点の五回1死での第3打席は左翼線への二塁打を放ち、出塁。これが交流戦通算337安打目となり、歴代1位の栗山巧(西武)に並んだ。
今季は開幕からの不調で2度の2軍調整を余儀なくされ、10日・ソフトバンク戦から1軍再合流。「なかなか(状態は)良くはなかったけど、本当にこの2試合に限っては良かった。良い感覚は出てきている」と話す。
2点を追う九回1死一塁では右前打で、今季初の3安打。交流戦最終戦で通算338安打と歴代単独1位に立った。坂本も「ずっと積み上げてきたものなので、それは素直にうれしい」と新たな記録の更新を喜んだ。
自身通算671度目の複数安打を記録し、球団歴代3位(NPB歴代9位)の川上哲治に並んだが、チームは敗戦。何よりも勝利にこだわる男は、27日からのリーグ戦再開へ「シーズンは長いので。(今まで)貢献できていなかった分、できるようにやっていく」とチームとともに浮上していく決意を語っていた。





