ヤクルト 村上のMLB挑戦変わらず容認 ポスティング希望すれば林田球団社長「申請はする」
ヤクルトの林田哲哉球団社長(70)は25日、東京都内で取材に応じ、村上宗隆内野手(25)が希望する今季終了後のポスティングシステムによる米大リーグ移籍を容認する方針を改めて示した。
球団の方針にブレは全くなかった。村上は昨年も大リーグ球団への移籍を希望しており、今年も「ポスティングで海外に行きたいっていうことをもし言ったならば、申請はしてあげようと思う」と説明。申請後も「MLBの各球団が、どんな評価を出してくるかによって、村上選手は考えるでしょう。その時に、われわれはサポートに回りたい」と全面的なバックアップを約束した。
メジャーの評価が不透明になりそうな事情がある。村上は今季上半身のコンディション不良で出遅れ、1軍出場は1試合のみ。1軍復帰した4月17日・阪神戦(神宮)で再発し、翌18日に再び戦列を離れた。その後は2軍で慎重に調整を続け、実戦出場はしていない。
ただ村上は絶対的な主砲として21年と22年のリーグ連覇に貢献した球団の功労者。林田球団社長は「(ヤクルトに)残るのか残らないのかは別にして、大成してほしいというのがわれわれの思い。あれだけ短期間に支えてくれて貢献した選手はそんなにいるわけじゃない。大切にしてあげたい」。あくまでも村上本人の意志を最大限に尊重する方針だ。




