「巨人２－３広島」（６日、東京ドーム）

　巨人が痛い逆転負けを喫し借金１となった。

　１点リードの九回に登板した大勢が２安打と死球で１死満塁のピンチを招き、菊池に痛恨の逆転２点適時打を浴びた。

　守護神マルティネスが３日の阪神戦（甲子園）で打球を足に受けたため、代役として巡ってきたクローザーの任務を果たせなかった。

　大勢は「ああいう場面では先頭を切るというのが、勝ちを近づける重要なところになってくるので。先頭、追い込んでからですね、詰めが甘かったなと思います」と振り返る。先頭のファビアンに２－２から１５５キロの直球を右前に運ばれたことを悔やんだ。

　「九回（の登板には）特別な思いは持ってましたし、こういう機会が巡ってきてホントにチャンスだったんですけど、こういう結果になってしまったことは悔しいなと思います」と思いを明かす。「ライデルが投げてない状況の中で、自分がこういう結果で終わってしまったことは、いろんな人に申し訳ないなというか。ライデルがいたら、となっちゃうんで。今後へのチャンスであったので、それをつかみきれなかった自分の甘さもあるなと痛感しました」と話した。

　今後に向けて「もう帰ってこない結果なので、こうなってしまった以上僕が今一番しないといけないことは、次の登板に向けての修正だったり、なぜダメだったのかとか、フォームを見直したり、そういうことも大事になってくると思う」と話し、「勝負の世界なので、『次は』『次は』って言っていてはいけないんですけど、取り返しに行くしかないので、次はしっかりチームの力になれるようにやりたいなと思います」と前を向いた。