カープOBの永田監督率いる瀬戸内がコールド発進「いい試合だった」 春夏通算5度の甲子園出場を誇る強豪
「高校野球広島大会・2回戦、瀬戸内10-2広島桜が丘」(11日、東広島運動公園野球場)
カープOBの永田利則監督(63)率いる瀬戸内が快勝発進。永田監督は就任から2年連続の初戦突破となった。
初回無死一、三塁から中室颯友捕手(2年)の右犠飛で先制点を奪うと、二回以降も着実に加点。三回は中室の適時三塁打や赤木大珠外野手(3年)の適時打などで一挙4得点。六回まで毎回得点を挙げ、七回コールドで快勝した。
春の県大会では8強入りし、シード校として夏を迎えた。指揮官は快勝だった一戦を「初戦だし何とか1点ずつと思っていた。こちらもしっかり準備していた。いい試合だったかなと思います」と振り返った。
同校は春夏通じて5度の甲子園出場を誇る古豪。しかし、18年センバツ出場以降、甲子園から遠ざかっている。2安打の活躍を見せた主将の神尾輝内野手(3年)は「目標は甲子園ベスト8。厳しい戦いが続いていくと思うので、チーム一丸となって戦いたいです」と次戦以降を見据えた。
永田監督は広島商で活躍し、1979年度ドラフト2位で広島に入団。87年途中に南海に移籍し、90年に現役引退。引退後は広島にスコアラーとして復帰し、その後は1軍外野守備走塁コーチなどを務めた。23年10月から瀬戸内の監督を務めている。





