日本ハム・清宮幸V弾!両リーグ最速貯金20で首位ターン「目の前の一試合を勝つこと以外ない」
「楽天2-4日本ハム」(20日、楽天モバイルパーク)
強い日差しが照りつける杜(もり)の都で、日本ハム・清宮幸太郎内野手が一振りで試合を決めた。決勝3ランにダイヤモンドを駆け抜ける。「(暑い屋外球場に)野球の季節だなという感じはすごいしますね」。09年以来となる前半戦、単独首位ターンを決めた。
同点で迎えた四回。無死から連打でつなぎ、万波の右飛で一、三塁をつくった。「最低限、外野まで飛ばそう。楽になった」。気持ちに余裕も生まれ、清宮幸は152キロの直球を振り抜いた。右翼フェンスを悠々と越える8号3ラン。均衡した試合を一打で動かした。
「努力は一生 本番は一回 チャンスは一瞬」-。新庄監督が信条にしている言葉を直筆したユニホームが、父・克幸さんの共同経営する飲食店「絵空事 札幌店」に贈られた。清宮幸は「めっちゃ字がきれいで、うれしいです。本当に喜んでいます」と言い、感謝を一打に込めた。
圧倒的な強さで両リーグ最速となる貯金20にも到達した。「まだまだ先は長い。目の前の一試合を勝つこと以外ない」と清宮幸。16年ぶりの単独首位ターンもまだ道半ば。野球の季節は、新庄ハムの季節だ。





