頓宮 MVP弾 88年ブーマー以来!オリックスでは初 球宴初安打が3ラン 全パみんなで「ホイサー!」
「マイナビオールスターゲーム2025・第1戦、全パ5-1全セ」(23日、京セラドーム大阪)
お決まりのホイサー!がまさかの“ダメ出し”を受けながら、夢舞台で鳴り響いた。オリックス・頓宮裕真捕手が三回無死一、二塁で左翼ポール直撃の自身球宴初となる3ラン。自身2度目の球宴で初安打が初本塁打、そして阪急時代の1988年のブーマー以来で、オリックスとしては初のMVPまでブン取ってみせた。
「バカうれしいっす。バカ気持ちよかったっす。バカ気持ちいい…と思いながら三塁コーチャーが新庄監督だったので、またいい思い出になりました」
試合前に初めて参戦したホームラン競争では3本で決勝進出に失敗。その鬱憤(うっぷん)を本拠地京セラでの本番で晴らした。よほど気分がいいのだろう、お立ち台ではファンに呼びかける恒例のホイサー!のかけ声に「ダメ、もう一回大きな声でお願いします」と異例のムチャぶりをしたほどだった。
球宴前には「京セラでの開催はうれしい。自分のスイングでホームランが打てれば」と語った中、見事公約を果たした。「まさか取れるとは思ってなかった」という球団初のMVP賞金300万円の使い道には「税金に溶けます(笑)」とジョークを口にしながらも「(現レッドソックス・吉田)正尚さんもないのですか…うれしいです」と満面の笑みをみせた。
2023年には首位打者を獲得したプロ7年目の頓宮。夢舞台となった“自らの庭”でこれ以上にない大仕事を決めた。




